寒い寒い 雨も降ってるし こんな日には 甘酒でしょう
ぼくが子供のころ 甘酒といえば ばあちゃんが麹を使って作ったものに
しょうが汁 をいれて飲んだものでした
甘くて 体 ぽかぽか に なったものでした
じゃあ どうやって作るのか・・・
こうやります
1.麹を入手します

ぼくは 神田明神の鳥居前の三河屋で購入します
天野屋でもいいのですが 店構えが いかにも観光客向け
テレビに露出してるのも 好きではありません>>> ひねくれもの
スーパーでうっている乾燥麹でもできますが以前つかったものは
ヌカくさくて 失敗しました 漬物用?
今回使用した麹は1年間冷蔵庫で寝ていたものが 2合半 です
カビははえていませんが麹菌がいきているのか 不安なとこです
2.もち米 もしくは お米を 麹と同量
今回は大分産のもち米を使います 大分にこだわっているわけではありません。実家よりばあ様が孫(ぼくの息子)のために送ってくれたものです。
こいつで 粥をつくります
今回は 2合半の米に3合半の水で炊飯器で炊きました。
3.炊き上がった粥をひやします

ただ麹と混ぜるだけでできる簡単な料理?ですが 麹は生き物です。炊きたてのお粥は80度以上ありますので この温度で混ぜると 麹菌は死んでしまいます。
温度をはかりながら しゃもじで 混ぜて 冷まします
今回は もち米で 粥をつくったので まぜているうちに もちになってしまいました・・・
はじめての もち米 今回の一番の どきどき です
60度まで 冷まします
4.麹とお粥を混ぜる
麹をまぜます
今回は冷蔵で1年保存した麹だったので まず室温で2時間ほど放置してシャバになじませました。理由は びっくりさせたくなかったから 深い意味はありませんが生き物なのでちょいと思いやってみました。
粥がもちになってしまっているので 麹が均等な分布になるようによく混ぜます
5.見守り
もちにまぜられたにもかかわらず
麹を混ぜたらすぐに 糖化がはじまりました。
麹クンがせっせ と仕事をはじめたようです
まずは 安心
ぷつぷつ とガスが出ています
色も黄色っぽく変色していきます
あと温度を一定にしてあげて 麹クンにまかせます
50度前後に保温する鍋をお持ちの方はそれを使いましょう
ぼくは炊飯器の蓋をあけたまま保温をおこないます
うちの炊飯器では53度で安定します。
また 蓋を開けたままだと 表面が冷えるので 濡れタオルもしくはフキンで 覆います
1時間に1回 混ぜます
5時間から6時間で できあがりです
できあがりは 味見で 確認します
もうこれ以上は 甘くならないといところで 出来上がりです??
そこからは冷却で 麹クン に 黙ってもらいます
もしくは 熱入れて 死んでもらいます。
だって これ以上仕事させると すっぱくなってしまいますもん

ということで ガキどもといっしょに
甘酒を飲もう
あえて 部屋の暖房を切り 窓を開けて さむ~~くします
長男の 不満そうな顔が すべてを物語ってます
ばかじゃねーのか くそオヤジ
んでも 一口 すすると
笑顔こぼれますねえ
精製された砂糖と酒かす では
絶対に味わえない
甘み と 優しさ と 滋味・・麹菌の死骸の味(笑)
おオヤジといえば 薄めない甘酒をなめながら
安酒の燗をなめ なめ
知り合いからいただいた深山の純米吟醸をなめたりして
ただ ひたすらに ほろ酔いに・・・・
芋焼酎にわ あわないなあ
麦もだめや
おおっと 泡盛には ええぜ
んんんんんん 明日も 二日酔い やな
ところで 麹が 発酵するときって ばあちゃん の匂いがします
汗臭いような 懐かしいような 味噌倉のような・・・・・
って 加齢臭??